変質防止法

食品や医薬品などの内容物が変質してしまう原因として、物理的なものと化学的なものとがあげられます。

内容物の物理的な変質原因とは、振動や落下などによる破損だけでなく、錠剤などが水分を含んで溶けてしまう潮解といった吸湿や乾燥などの水分含有量の変化、香りが失せてしまったり移ってしまう揮発性物質による変化、内容物の成分が結晶化したり、固結してしまう物性変化など様々です。

これらは紫外線などの光線や酸素の影響もありますが、温度や湿度が大きく影響しています。そのため、水分や湿度を保持できる包装で輸送・保管することが非常に重要になります。

特に吸湿しやすい粉末・固形物は、固化や潮解が起こるだけでなく香りや風味にも影響するため、ポリ塩化ビニリデンを層にしたものやアルミ蒸着したものを防湿包装として利用しています。

変質防止法
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